後編では五重塔の内部を作っていきますが、仏塔は基本的に1階以外は何も置かれない空間になっていることが多いです。
今回は1階と例外的に最上階のみ飾りたいと思います。
心柱を作る
仏塔は中心に心柱という大きな柱が立っています。今回は心柱はダークオークの原木にし、そんな心柱を大きな石の上に設置していることをイメージして、石の階段で囲んでおきます。
ちなみに、後述する仏舎利をこの基礎の中に納めることもありますが、見えなくなってしまうので今回は室内に祭ります。
地面の素材はなんでも構いませんが、ここでは安山岩にしてあります。
心柱は各階中心の2×2のスペースを通して、そのまま屋根まで伸ばしておいてください。
このスケールでは再現できませんが、実際は心柱は屋根を支えているだけで各階とは繋がっていないようです。
独特な工法によって地震にものすごく強いという説もあり、東京スカイツリーにもその一部が応用されているとか。
1階の内装を作る
階段のある段と繋がるように床を貼ります。
心柱を囲むようにマングローブ、それ以外はトウヒのハーフブロックを使います。
仏像を3体設置しますが、その為のスペースは書見台を2つお互いに背を向けるように配置し、その上に竹のトラップドアを設置します。
建物自体が偶数幅な為、防具立てを中心に持ってくるように次のスクリーンショットのようにピストンで半分だけ押し出します。
防具は中央のだけ金の鎧、左右は皮の鎧を黄色い染料で染めたものにします。
その他、金色のパーツや旗などを設置します。旗のレシピについてはこちらをご覧ください。
防具立てとピストンの間には、何でもいいので塀を挟んでからピストンで押し出します。
なお、天井は一部を壊す必要あります。
ランタンは梁に張り付けます。はりだけに
また輝く額縁にボタンの花を飾っても仏花っぽくなります。
上階までのはしごを設置する
上階へははしごを使って登れるようにします。
前半で後方の2ブロック開けていたの下左右に樹皮を剥いだダークオークの原木を設置します。これは最上階まで伸ばしてください。
はしごを階ごとに左右交互に設置します。2ブロック開けていましたが、片方のはしごの下になる部分はハーフブロックで足場として閉じます。
中間階を作る
2階以上は何も置かれない空間と書きましたが、建物の構造体自体は設置しておきます。
階段とハーフブロック、フェンスを角の4か所に設置します。
角にはろうそくを2本または3本設置すると光源となります。あまり明るくし過ぎない方がいいでしょう。
また、心柱の各階4段目にはダークオークの看板を巻いておきます。
最上階に仏舎利を収める
五重の塔に奉納されるものとして仏舎利があります。最初の方には心柱の下に納めると書きましたが、最上階に納めていることも少なからずあるようです。
最上階の前に仏像と同じように書見台で台座を設けます。その上に頑張ってチェスト付きの竹のイカダを中央にくるように調整します。手前がイカダの後ろになるようにするといいでしょう。
ちなみに、1階のピストンや今回のように建物を偶数幅にしたゆえに苦労している部分もありますが、奇数の場合はドアや相輪の表現が難しい為、表現で苦労するより労力だけで済む偶数にしています。
仏舎利は本来はお釈迦様の遺骨の一部なのですが、その代替品として宝石などが用いられることも多いです。
なので、今回はダイヤモンドを納めることにしました。
最終調整
外観の最終調整をしていきます。1階のフェンスの上はトウヒのトラップドアを配置します。
その際に前方と後方のみ階段の上を避け、左右は階段の上まで設置してしまって構いません。
ドアの隣の柱の上には装飾としてトウヒのボタンを設置します。
また、各階の屋根の角にはランタンを垂らしておきます。これはお好みでどうぞ。
2階より上は屋根の上にフェンスとフェンスゲートで囲みます。フェンス1に対してフェンスゲート2で設置するとちょうどいい数になります。
角のフェンスの上には装飾として空の植木鉢を設置しておきます。
最後に相輪の上に鉄格子を2段伸ばして、装飾として醸造台を4つ並べ、さらに鉄柵を1段追加します。
完成
以上で、五重塔が完成しました。
五重塔はお寺に併設してもいいですし、今回のように独立して建っていても画になりますね。
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筆者が2024年2月に執筆した『できるマインクラフト和風建築』では、本記事のような寺社仏閣と庭園の建築の作り方の解説の5件の他、民家、商店、田畑、そして日本城までさまざまな建物の作り方を紹介しています。
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