棒線型 途中駅

リクエストが多くあったうちのワールドでよく使っている途中駅を紹介します。
前回紹介したような駅用に線路を引き込むのではなく、まっすぐな線路上に乗せるような形の駅で、現実世界の日本ではこれが一般的な形かと思います。
駅の前後に出発ボタンがあり、ボタンを押した方向にトロッコが出発します。

一枚のスクリーンショットにすべての回路を撮り入れることは出来なかったので、複数のステップに分けています。
その際にスクリーンショットは前工程までを暗く、図は1段下を薄く表示しています。

回路は左右対称ですので、左と右を同時に作った方が間違え難いと思います。

回路図の凡例については、前回の記事をご覧ください。
なお、文中で黄色ブロックとか色名ブロックで表記しているのは黄色い羊毛ブロックのことです。


ステップ 1

回路設置用のスペースを確保します。乗車口を手前とします。桃色ガラスブロックがレールを設置するブロックとなります。

レールを設置する2ブロック下まで掘り下げます。多くは幅7、奥行9ですが、レールの下部分のみ左右に1ブロック出っ張ります。
(本当はこの耳部分は無かったのですが、バージョンアップで必要になりました><)


ステップ 2

図のように黄色ブロック、レッドストーン、レッドストーンリピーター、レッドストーントーチを並べて下さい。トーチを指す位置、リピーターの向きには注意して下さい。

左右両端の四つ並んでいるレッドストーンリピーターはすべて最大遅延の4にして下さい。
中央下側の二つのレッドストーンリピーターは内側向きで黄色ブロックの上に乗っており、遅延は3です。
それ以外のレッドストーンリピーターは初期の遅延の1です。


ステップ 3

両端の下から4列目の高さ3の位置に桃色ブロックを設置します。そのブロック中央側の側面にレッドストーントーチを指します。また、このブロックの上にレッドストーンを配置しておきます。これはよく忘れるので要注意。

レールを設置するブロックの窪み部分に動力が伝わっているのを確認して下さい(通じていない場合は、どこか間違えています)。

奥の左右は黄緑ブロック・桃色ブロックと階段状に回路を上に上げます。

手前の黄緑ブロックはステップ 2で設置したレッドストーントーチの上に配置し、黄緑ブロックにもレッドストーントーチを指しておきます。


ステップ 4

最初に出発スイッチに当たる橙色ブロックから作り始めて下さい。桃色ブロックより1ブロック手前、2ブロック上に設置します。ここから手前に向かってレッドストーントーチを指します。これで奥の階段に動力が届いていないことを確認して下さい。
橙色ブロックにはボタンを配置しておくのを忘れないようにしましょう。

レールを図のように配置します。中央にはパワードレール、両側のはみ出した部分の上はディテクターレールです。
パワードレールの左右には立方ブロックを設置します。ここはハーフブロックにした方が見た目が良いですが、前回の駅の原理のところで扱ったように立方ブロック以外では反発力を生まないのでNGです。

奥の回路の階段の先に粘着ピストン、手前の回路には普通のピストンを配置します。
ピストン周りには階段ブロックとハーフブロックを設置しますが、これはピストンで押し出せるブロックならば何でも構いません。駅のデザインと合せてみて下さい。


ステップ 5

駅の回路自体は、前工程でおしまいです。
最後に回路を隠すための注意となります。乗車口のピストンの上はハーフブロックで隠すといいでしょう。
出発スイッチ周りで回路を切ってしまうことが多いですが、うまくハーフブロックや階段ブロックを使って下さい。

回路室を密閉する際には湧き潰しの為の光源設置を忘れないようにしましょう。忘れると発車メロディーがモンスターの雄叫びになります。


おわりに


ちょっと短いかも知れませんが、トロッコ鉄道&駅 特集は終わりです。
いかがでしたでしょうか? 一応、トロッコ鉄道と駅の基本をきちんと押さえるみたいな感じで書いてみました。
思いのほかスペースが空いたので、過去の想いで話とスクリーンショットを交えつつ、締めたいと思います。

最初にトロッコ鉄道を敷いたのは確か、拠点と採掘場だったと思います。あの時は貧乏で、確か一度に引けませんでした。
当時に比べると、今は廃坑から 盗んで 頂いて いるので不自由なく一気に長い距離を敷設しています。ただ最近は鉄道網を意識するようになったので、何も考えずにどんどん作るっていうのが逆にできなくなったと感じてはいます。

個人的には上のスクリーンショットのように道路のように地面上を移動するスタイルが好きです。最近はちょっと高架が多かったかも知れませんね。
地上ではモブ対策の柵、高架は脚などの見た目など、どちらも作るのが大変な箇所がありますが、だから作り甲斐があるかと思っています。



道路と同じように鉄道もまた川や山を越える必要がある場合があります。
単純にブロックを1直線に架けたり、高さ2ブロックの穴を開けても用は足りますが、やはりロマンを追及すれば鉄道橋や、トンネルでしょう。
普通の線路に比べれば、何倍も難しく、時間のかかる作業ではありますが、インフラ系建築は普通の民家などと違いリピート利用が多いので、その上をトロッコで通過する度に思い出し、感動もひとしおです。



駅も作るのが楽しい半面、その場に合った駅づくりというのは案外難しいので、割と最近は四苦八苦したりしています。
そういえば、棒線型の駅を作ろうと思ったのもスクリーンショット右下のネザーの空中駅を作りたくて、いかに回路をコンパクトにして作るか考えた成果でした。
本格的な駅や、前回の記事内で乗せたようなネコ型駅など、駅は多種多様が面白いと思っています。もし駅のネタに困ったら、一度しか使えないネタかも知れませんが、スクリーンショット左下みたいに露出した感じも面白いかと思います。

そうそう、最後にトロッコ鉄道と駅づくりで一番難しい事を書き忘れるところでした。
私が毎回苦労しているのは、実は駅の名前を考える事だったりします!! この解が未だに掴めていません。
(「北の崖の下駅」とか「西の池の下駅」とかなんだよ! 適当過ぎるだろ!!)