書籍販売特別企画第三段です。今回は規模が小さいので「小さな天ぷら屋台」「大きな蓮」「飛び石橋」の3種類の解説を行いたいと思います。


天ぷら屋


まずは、小さな天ぷら屋台。書籍では荷車スタイルのもう少し大きな屋台の作り方を紹介していますが、ここでは小さく持ち帰り専用のスタイルの屋台を紹介します。


天ぷら(天麩羅)以外にもいろいろな店があったようですが、今で言うファストフードとして人気があったようで、その場で小腹を満たしたり、持ち帰っておかずの1品にしていたらしいです。
当然ながらマインクラフトに天ぷらというアイテムがあるわけでないので、それっぽいものを並べています。


土台を作る


大きくしてしまうと屋台っぽさが無くなってしまうので、トウヒの板材で小さく作ります。
その為、背面の壁も省略してしまいます。


壁を作る


壁も細く見せたい為に、階段ブロックやハーフブロックなどを多用しています。
背面の上両側も階段になっているので注意して下さい。
(筆者はスクショ撮影の際に間違えて、完成間近でやり直す羽目になりました)


屋根を作る


まずは側面&上にはみ出す部分として丸石の階段と立方ブロックをスクリーンショットのように配置します。
これは棟と石置屋根の兼用でアクセントとなります。


左右1ブロックずつはみ出す位置から階段ブロックを前後1列ずつ。中心はハーフブロックにします。


床と天井を作る


床は土足が想定されるので砂利にしています。この段階でドアや窓を設置して下さい。
天井は3段目にトウヒのトラップドアを上付きで設置します(後で重要になります)。
4段目は空になるので、ダイヤブロックか何かを適当にいれておいて下さい。


内装を作る


まずは背面になる部分に簡易的な調理スペースを用意します。 大釜には水を入れておきましょう。模様入りの本棚は装飾なので空で構いません。本棚の上には壺を配置しますが、上の頭部分が見えていない場合は、「壁を作る」の際に上部を階段にしていないので修正して下さい。


受付のカウンターは上付きのオークの階段にします。
その上に天ぷらのフライヤーとして日照センサーを設置します。空いたスペースは、茶色のカーペットを敷いておきます。

売り物を掲示する為、「床と天井を作る」の際に天井として設置したトウヒのトラップドアに額縁を設置し、売り物を配置します。
今回は天ぷら屋なので、茶色っぽいものになってしまいましたが、もちろん他の商品でも構いません。


前面の外観を最終調整する


屋根に吊り看板を出しておくと雰囲気がでます。何も書かれていなくても構いません。
好みでろうそくを立てて照明にしましょう。あまり多くすると雰囲気が壊れてしまうので、2本か3本程度がいいでしょう。

屋根には丸石の前後に火を消した焚き火、その下の階段ブロックにオークの看板を張り付けておきます。


背面の外観を最終調整する


背面にいろいろものを配置することで、実質的な壁にします。
完成図の大釜の後ろは実は樽の底になっていました。チェストの反対向きに配置すると普段ちょっとイメージが変わってきます。

その他、右側面(スクリーンショットでは左)にコンポスターのゴミ箱を設けたり、鎖樋を付けたりしてディテール感を増しています。


大きな蓮


マイクラクラフトでは割と昔からあるスイレンの葉、つい最近(3年前)実装されたドリップリーフなどがありますが、もう少しインパクトのある浮水葉が欲しい場合もあります。
少し行程が複雑ですが、スクリーンショットのような花の咲いた大きな蓮の作り方の順序を解説します。


大きな蓮の作り方


この蓮の設置可能な場所は水深が1ブロック分の場所のみとなります。
中心となる部分を1ブロック掘り、何でもいいのでハーフブロックを設置します。

ハーフブロックの上に防具立てを設置し、桃色に染色した皮の帽子を被せます。


水面から1ブロック上に仮ブロック(スクリーンショットの金ブロック)を設置し、その上に②とは90度異なる角度で防具立てを設置し、同様に桃色に染色した皮の帽子を被せます。

③で設置した仮ブロックを壊すと、防具立てが落下して重なります。


③の際に仮ブロックを設置した場所に緑色の羊毛を配置、その上にピストンを下向きに置きます。隣接する場所に仮ブロック&ボタンを設置します。

ボタンを押すと、緑の羊毛が押し出されます。緑の羊毛があった場所に、さらに仮ブロックを設置します。
ちなみに、緑色の羊毛より苔ブロックの方がそれっぽくない?と思われるかも知れませんが、苔ブロックはピストンで押せなかったりします。


もう一度ボタンを押すと、緑の羊毛が水の中に入ります。仮ブロックとピストンなどは不要なので壊しておきます。

最後に前後左右にスイレンの葉を設置し、お好みで羊毛ブロックに松明を設置します。

工数が多くて面倒と思われるかも知れませんが、慣れると工程ごとに複数設置していけるので、結構サクサクと設置できます。


飛び石橋


子供の頃はすたすた通れるけど、大人になると少し怖くなるのが、この飛び石橋。ちょっとした庭園や川などによくあります。
橋を架けるにはちょっと大げさだったり、自然な雰囲気を出しておきたい場合にお勧めです。


飛び石橋の作り方


簡単に作れそうですが、塀を設置しただけではスクリーンショットのように確実に靴が犠牲になります。


スクリーンショット上では分かりづらいのですが、塀の上に糸を配置することで、出っ張らせて飛び石風にすることができます。
すべての塀(スクリーンショットではは4か所)に糸を配置しています。


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筆者が2024年2月に執筆した『できるマインクラフト和風建築』では、本記事のような小物系の作り方の解説の他、民家、商店、田畑、寺社仏閣、そして日本城までさまざまな建物の作り方を紹介しています。

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