たたら場は火を扱いますが、水も大量に使います。
うちのたたら場は海に面していますが、当然ながら塩は鉄の天敵。ということで水路を引こうと思います。


形はだいぶ前に一度作ったことがあるもので、数か所で使うので分岐を付けながら数十メートルごとに高低を付けながら伸ばします。


とりあえずここまでにしておきます。
海を経由させることで結構風景的に面白い感じになりました。



その水を使う場所の一つが砂鉄洗い場で、砂鉄を含む砂を水に沈めると分離することを利用して純度を高めます。
現実では、山で砂鉄を採る場面でも大雑把に行っていたようで、それによって文字通り山が形が変わったとか。


ざるに入れてシャカシャカ分離させるイメージですけど、合っているかは不明です。
ちなみに、小学生の時に磁石で砂鉄を集めたりしましたか?筆者はなんとなく記憶があります。この磁石、実は実用的に手軽なものが出来たのはここ百数十年の間だったらしいです。



たたらの火の材料は木炭で、その木炭は木を焼くことで作るので、その炭焼き場を作っておきます。


一応、小屋風にします。
ちなみに、筆者の調べた限り、炭焼き場自体はたたら場には無くて、既に出来た炭を仕入れるか山林で作っていたっぽいです。


同じのを二つ作って、真ん中には原木を積んでおきました。
1回の操業に3日以上燃やし続けると前回書きましたが、その為には大量の木が必要で、マイクラの一番最初に作る地図1枚分の森林が丸裸になるとか。
なので、たたらは頻繁に移動していたらしいです。史跡がほとんど残っていないのはそれが原因とも。

いろいろ調べるともののけ姫の山の神が激おこなのも分かってきます。
一応、使い捨てというわけではなく、砂鉄を取った山は田畑に転用したり、伐採した山は植林を行ったり、今で言うSDGs的な循環型社会にはなっており、現在の出雲そばや仁多米のルーツ、特異な地形の観光名所になっていたりもします。